大三国志展@グリーンドーム前橋 レポ


日曜に行ってきました。
前橋行くのはいつも土日で、地元民が外を歩いてなくて心配になるんですが、会場に着いたらめっちゃ人いました(笑)
会場はドームのサブイベントエリアなんですが、ドーム内のエリアに至る通路には中国料理の出店がたくさん出ていました。
まあ、昼食食べてきたばかりなのでスルーしましたけどw



食事エリアを抜けて開場前に着くと物販コーナーが広がってるんですが、それは後で。
入場料1,100円を払って中へ。
ローチケとかで売ってる前売りだと200円安いんですが、それだと面白くないので記念に残したいこともありわざわざ当日券を購入w

500円で音声ガイドが借りられるんで一応それも。
…これは三国志超初心者以外は借りなくて良かったと思います(ノ∀`)



千奈美にガイドを借りた時にもらった展示のリストと会場マップ。

クリックすると大きくなるんで、別表示にして見比べながらだとレポが読みやすいかと思います。




さて、まずはシアターへ。
ここでは
1.炎の時〜魏・曹操編〜
2.情の時〜蜀・劉備編〜
3.和の時〜呉・孫権編〜
4.映画「レッドクリフ」劇場予告
5.アニメ「三国志演義パイロット版
が各2〜5分くらいで繰り返し流されていました。
1〜3はどれも赤壁を中心に国別に三国志の流れを。
ってかほとんど赤壁にしか触れてない感じでした(ノ∀`)
まあ初心者でもわかるようにしなきゃだからそれくらいがちょうど良かったりするんですかね。
しかし3.の呉のは酷かった…。後半全部孔明の話ですからね。呉なのに。



全部で20分くらいのシアターを見終えていよいよ展示を見に行きます。
前半は三国志の流れに沿って、各場面や人物が描かれた書・絵画や陶器などの美術品が主に展示されていました。
自分そういうのはあまり興味無い人なので…(ノ∀`)
でも、星落秋風五丈原(リスト9番)のところにあった五丈原ジオラマは非常に良かったです。
衛星写真GPSとを使ったとかで五丈原周辺の地形が再現されてて、そこに上から川の流れや魏軍と蜀軍の動きなどを投影してまして、見応えがありました。
あとは、吉川英治氏の生原稿や横山光輝氏の原画などもあり、ファンにとっては垂涎物かも?




展示の後半は三国時代の出土品や再現品などが展示されています。
これですよ、これを求めて来たんですよ(笑)
まずは武器(リスト11番)のところに出土品である剣や戟の矛先や鏃(やじり)が。
周瑜が開発したという馬用のまきびしも。って普通のと何が違うのかわからない件^^;
そして諸葛亮が開発した連弩の複製品も。無双に出てくるあんなのじゃなくってw普通の弩に弾装(矢装?)をつけたようなものでした。


曹家ゆかりの品(リスト14番)には銀鏤玉衣(ぎんるぎょくい)が。
これは三国志関連の文献などで見たことある人が多いんじゃないでしょうか。
曹操の祖父、曹騰の墓から出たとか何とかで、2,000枚以上の玉片を銀糸(銀製の針金と言った方がいいかも)で縫い合わせたものでした。
印章(リスト15番)のコーナーには「魏帰義氐侯(ぎきぎていこう)」などの金印が数種。
魏に帰順した○○という印ですね。
日本人なら誰でも知っているであろう、志賀島から出土した福岡市博物館のあの金印を思い浮かべてもらえれば。
あの金印には「漢倭奴国王(かんのわのなのこくおう)」と彫られていますが、今回の展示の説明を読むと、「匈奴」の例から倭の奴国ではなく「倭奴(わど)」と読むのではないかという説も出てるらしいです。
その手前には朱然の名刺なるものが。木片に書かれてるのですが、直筆ですよね?
何気にすごいものでは。。。
芸術作品だと叢書とかで何書いてんだかわかんなかったりしますが、この名刺とかは楷書でほとんど普通に読めましたよ。
あと曹操が書いたといわれている「袞雪」の書の写しもありました。
そんなところですかねw
じっくり見て、というか人の流れが遅いのでそうせざるを得ないのですがw全部見るのに2時間半ほどかかりました。
普通は中国国外への持ち出しが禁止されてるという国家一級文物(日本で言う国宝)も多数ありまして、でも普通美術館とか博物館行っても「ふ〜ん」としか思わないじゃないですか。
でも一つひとつの背景を知ってるだけで楽しめるもんなんですね〜。





展示会場の出口を出るとお土産コーナースタート(ノ∀`)
三国志に関係ない中国関連のものもたくさんありましたw
まるっとスルーして入口近辺まで戻ってきましたら、

周瑜曹操の鎧のレプリカが売ってました。
ちょw 一つ30万とかw





こちらはドラマ「三国志演義」の孔明の衣装のレプリカ(と呉旗)です。
こっちは18万円です。
でもこの羽扇と渦巻き帽子のセットが売ってたら買ったかも知れない、とか言って(笑)
羽扇だけでなら売ってたんですけどね。たしか1,600円くらいだったかと。






これは売り物じゃないですが、レッドクリフ周瑜の指揮棒と孔明の衣装。
そういえば展示会場のでかい孔明像の前で、「孔明の衣装見ると金城武の顔が浮かぶ」とおばちゃんが話してました(ノ∀`)


2月22日までならLABI1高崎で三国志関連のフェアがやってたみたいなんで残念><
まあ知ってても行けなかったと思いますけど。












そしてお土産コーナーで運命的な出会いを果たしました…。




図説中国史 三国志地図。
自分はかねてから使い勝手のいい三国志の地図を探し求めていたんですが、これがなかなか無いんですよね。
自分が求める地図の条件としては、
・国境
・州名&州境
・郡名&郡境
・主な都市名(多いほど良い)
・河川や湖沼
・地形
これらが書いてあること。
なかなか全部を満たしている地図って無いんですよね〜。
まあネット上、というかディスプレイで見るには大きすぎても見づらいし、小さいと情報が収まりきらないですからね。
で、この地図は郡境こそ描かれていないものの他の上の条件は全て満たしていますし、加えて現在の都市の位置や現在の海岸線、主要交易路まで描かれていて願ったり叶ったりですよ。
張松から西蜀四十一州図を献じられた劉備のような気分です(笑)
さすがに西蜀〜まで詳しく書かれてはいないですけどw
これがたった840円です。いい買い物をした!



そんなわけで意気揚々と帰路に着きました。